akkkie1の日記

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フィレンツェでのホームステイについて

こんにちは!


イタリア・フィレンツェでのホームステイについて改めて書きたいと思います。


ホームステイは1ヶ月の旅の中で私にとって最もチャレンジングなことでした。


もともとホームステイはしてみたかったのです。

私はどの国に行っても、「その国の普通の暮らしを知りたい」「旅行者ではなく住んでいるように過ごしたい」という思いがあったからです。


でも、一人暮らしを続けてきた私が他人と住むことのハードルの高さ笑。


しかも外国人と!!!


どうやって話せばいいの?料理は口に合うのか?お風呂は?トイレは?リラックスできるの?人のペースに合わせられるのか?(いや絶対に無理)


考えれば考えるほど心配事は増えていきましたが、

どんなに大変でも2週間で終わる、やってしまえ!

と決断しました。


行く前に考えたのは、

自分の期待を膨らませないこと。理想を持つと現実との違いに困惑するからです。

何事も、まずは受け入れられるように心身ともにスタンバイしておくこと。

何よりも自分を住まわせてくれることへの感謝を忘れないこと。


普通に暮らしている人の生活にお邪魔するわけですからね。


それと、自己紹介や簡単に会話できるようなフレーズ、持って行ったお土産の説明はイタリア語と日本語でノートにまとめておきました。

通じなくてもそれを見せれば何とかなるかなと。


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ということで、23日、私は人生で最も無心な状態をつくって、ホームステイのお宅に向かいました。


が、


色んな心配事はホストマザーに会った瞬間に吹っ飛びました。


ママは私の母より少し上の世代。


お母さんとかおばあちゃんが娘や孫に接する姿勢というのは、だいたい世界共通なのではないでしょうか笑!


いらっしゃい!疲れてない?良い旅だった?ここがあなたの部屋よ、好きなように使って。これから紅茶を用意するから準備ができたらこっちの部屋に来てね!


と嵐のような歓迎の言葉に圧倒されつつも、あ大丈夫そうだな、と思ったのでした。

そればかりかワクワクしちゃった(´∀`*)


ママからの最初の質問の中に、あなたは何座?、があったことは予想外で驚きました。。


それからの2週間は日記でも書いていた通りです。

春休みに自分のおばあちゃんの家で2週間過ごしたような感覚でした。


料理好きなママの家は、いつもスパイスの匂いがしました。


毎朝明るく元気に朝食を準備してくれて、ラジオから流れるミサを聴きながら一緒に食べました。


実家の母と同じように、私が薄着で裸足でいると、ちゃんと靴下を履いて暖かくしなさい、と怒られました。


ママの通う教会で聴いたカンツォーネも忘れられない。

フィレンツェで、フィレンツェの人が歌うフィレンツェの歌を、フィレンツェの人と聴いた。

とてもパワフルで楽しかったです!


ママはとても嬉しそうに私を友達に紹介してくれました。

Akiスポーツ科学を勉強してきて、スポーツに関わる仕事をして、将来はこういうことをしたくて、ピアノを弾けて、ダンスをしにロサンゼルスにも行って、食欲も旺盛なのよ!」(盛り盛りすぎて訂正を諦めた。)


ママは私のことを、たった2週間だけど本当の娘のように扱ってくれました。

毎日、今日はどんな日だった?どこへ行って何を食べたの?友達は?って聞いてくれて、美味しい食事に身の回りのこと、愛情たっぷりに、やってくれました。

イタリア人と話す機会もたくさん作ってくれました。


ママとのお別れは寂しいよりも、感謝が大きかったです。

ありがとう、と、また来るからね、という気持ち。


別れ際、

あなたは素晴らしい人間よ!いつも笑顔だしよく食べるし何でも受け入れるし思ったことをちゃんと伝えようとしてくれるしよく食べるし...!と褒めちぎってくれました。


それは2週間という短い期間だったからだとは思いますが、

ある意味、私が、他人の、しかも外国の家でそれなりに暮らすことができた、ということかなと思ってポジティブに捉えることにしました!笑


他人の家で暮らして困ったことは、家具の配置や家の構造が頭に入っていないので、暗闇で動くとやたら身体を物にぶつけてしまうということくらい。


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毎朝家の近くの空を撮影してました。綺麗な空だったなぁ。


あと通学路にある公園が落ち着いていて気に入りました。

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この2週間で学んだこと、身についたことは、

相手のペースに任せてみる、ということです。


私は何事に対しても、先に計画を立てて、その計画も何パターンも用意して臨みます。

その計画どおりにいかないと備えきれなかった自分が悔しくて腹が立つので、すぐに反省点を洗い出し、その後の人生に生かす、というメンドーな人間で笑、

自分の計画の範囲内にあることは人に任せられないし待てず、なかなか人と行動するのも難しいことがあって、それが悩みでもありました。


でも、色んな準備をしつつ、無心で相手に向き合って、相手のペースに合わせてみる、任せてみる、と、とても心地良いことがあるし、自分の計画ではあり得なかった出会いがある、ということが分かりました。


改めて、

自分は1人ではなく人に生かされている、

誰かに任せて良いこともある、

ということを再認識することができました。


この経験を生かして、私はもっと柔らかい人間になりたいなぁと思います(´ー`)


あと、夏のホームステイもしてみたいです!暑そうだけど、外が暖かいと夜ご飯後に街に繰り出して映画を観たりお茶をしたりするそう!楽しそうだなぁ!