なぜ旅をしたのか&イタリア短期留学について
こんばんは!
今回の旅を決めた経緯と、イタリア語の短期留学について書こうと思います!
以前書いたように、私はフィレンツェに不思議な魅力を感じていて、いつか行きたい、ドゥオモを見上げながら暮らしてみたい、と思っていました。
最初に留学を考えたのは高校1年生。
当時、私の学校には、高校2年生の時に1年間海外留学をする子が何人かいたんですね。
友達や先生に相談して、私も来年行きたいと親にお願いしました。
もちろんダメだと言われましたが、どうしても行きたいと。
ダメだと言うのも当然です。
学年は1つ下がってしまうし、原則、海外の高校と日本の高校どちらにも学費を支払わないといけない。
(といっても、留学によって学年が1つ下がった友達を見ていても、それが何かに悪影響を及ぼすということはあまりなさそうに見えます!)
最終的に、親はOKを出してくれました。
今思えばものすごい決断ですね。有り難いです。
でも、私が行くのをやめました。
中学高校生活が毎日とても楽しかったからです。
留学に行くためには、力を入れていた部活動や学校行事への参加も中断しないといけないし、たぶん、大事な友達と離れて、行ったこともない外国で生きていく勇気もなかった。
大学でも留学を検討しましたが、部活動もやっていたし、そのタイミングはありませんでした。
(でも大学3年生のゼミの研修旅行で初めての外国、アメリカのポートランドへ。慣れている友達に連れて行っもらった。)
時間が経てば経つほどハードルが上がって、私にとって留学することは、どんどん難しいものになっていきました。
言語より、飛行機や文化や食事の違いに慣れるのが難しいと感じていたのかも。
ずっと実家付近に住んでいたし、部活など長く同じ人と同じ場所にいることが多くて、新しい場所や環境、人、への抵抗が強くなってしまったのだと思います。
そんなわけで社会人になってからは、いつか外国で暮らせるように、海外旅行の経験を積んで、慣れるようにしたのです。
少し自信がついて1人で行ってみたロサンゼルス(好きなことならできるかも、と思ってダンス留学の視察に行った笑)、2回目のロサンゼルスはダンス友達と。
自信もついてきた頃、そのダンス友達とやっぱり留学したいよねと考え始め、色んなタイミングが合った今回、行くことを決めたわけです!
イタリアに行くなら、周辺の国もなるべく回って来たい。
気になっている場所ばかりなので、行かないと気が済まなくて、その後の人生に差し障りそう。
しかし予算と期間に限りがある。
ということで決めたのが、2週間のフィレンツェ短期留学でした。
結果、タイミングも期間もちょうど良かったです!
2週間で何か学べるのか、と思いましたが、実際、1週間だとしても現地で学ぶと日本でより遥かに言語は身につくと思います。
言語のシャワーを浴び、言葉の使い方、リズム、文化を学ぶことができるからです。
既に長いのですが続けます〜
一旦外を眺めてから続きをどうぞ(´ω`)
フィレンツェで通っていた語学学校につて。
私は日本の留学エージェントを通してLinguavivaという学校に申し込み、通いました。
フィレンツェのサンタマリアノッヴェラ駅から徒歩3分くらい。
観光客は多いけど、中央マーケットも近くて便利です。
校舎が入っている建物にはホテルも入っていて、1階と4階がこの学校。
年季の入ったエレベーターに毎日テンション上がりました(´∀`*)
私が学校で会った人の出身国は、日本、ブラジル、イスラエル、韓国、中国、ドイツ。
国が違うと言語だけでなく、ファッションも持ち物も髪型もメイクも全部違うから、見ているだけでも楽しかった!!
語学だけを学びに来てる人もいれば、語学以外に美術やアクセサリー職人などの勉強に来てる人もいます。
授業では、基本的にはイタリア語と英語を使って、イタリア語を学びます。
先生は各国の言葉も少し話してくれます。
クラスをもってくれたルイージ先生は25年この仕事をしているそうで、とても分かりやすく、とにかく生徒に発言させることで、言語が身につきやすいと思いました。
私が受けた授業は、午前9時~12時半。
30分のカフェタイムを挟み合計3時間。
右下のお店が通ったカフェです。コーヒーを淹れてくれる人が職人っぽかった。顔覚えてもらって嬉しかったなぁ!
レベルによって午後実施されるクラスもあり、午前午後どちらも授業を受ける人もいます。
授業後のアクティビティも盛んで、いくつか私も参加しました。
教会や美術館、少し遠い街まで、美術や建築史に詳しい先生が、連れて行ってくれました。
言葉はほとんど理解できないけど、必死に説明を聴きました。
とにかく楽しい2週間でした。
他の国の子と授業を受けたり、言葉や文化を教えあったり、カフェで自分の専攻や将来の夢について聞き合ったり。(当然のように、何を勉強していて今後何になるのか、ということを聞かれます。)
イスラエルでは兵役があること、宗教のこと、医学生はこれから医者や獣医や歯医者を目指すとか、
ブラジルの子はフィレンツェ滞在を1年に伸ばして家を探しているとか、日本食が好きなこととか。
イスラエルから来た男子にアラビア文字を教えてもらったけど、芸術にしか見えなかった(・∀・)
私はひらがなを教えてあげました。
お互い綺麗な文字だね、と。
最初は英語にも自信がなくて、そもそも人に話しかけるのが苦手な私はクラスメイトと話せなかったけど、短い期間なのだから話すしかない!と積極的に声をかけてみました。
そしたら日本のクラス替えの後よりも早く打ち解けられた気がします。
初めての友達と話す甘酸っぱさ?は万国共通ですね(*´ω`*)
私はクラスで1番早い帰国だったので、最終日にクラスメイトに和紙のお手紙と千代紙で折ったツルとアヤメ、ひな祭り仕様の金平糖をプレゼントしました。
喜んでくれてとても嬉しかった!!
Akiは姫ね!と言われた。
29歳、プリンセスと言ってもらえるなんて(°▽°)
金平糖粉々になってなくて良かったぁ笑!
皆さんありがとうございました。また会えますように!
私はこの短期留学を通して、
イタリア語はもちろん、
過度に周りを気にしないこと、
積極的に人に話しかけること(コミュニケーション力)、
挑戦すること、
が身についたと思います。
あとは表情筋を鍛えられたかな。
言葉が通じない時は顔で伝えようとしたから笑
私の場合、声の大きさも何事も、2倍くらいの気持ちでやらないと、世界には通用しない!
その後の旅でも役に立った学びでした。
日本に帰ってきて正しい声の大きさが分からず困惑していますが大丈夫でしょうか。。。
そんなわけで短かったけど、イタリア留学という夢を叶えることができました。
何故イタリア語?と聞かれることが多かったけど、ヨーロッパを回って理解しました、イタリア語は英語やフランス語と比べるとマイナーなんですね。
でも私はイタリアが好きだから、もっともっとイタリア語を勉強したいです!